水子の祟り???

これは、以前私が知っていた女性の家に起きた出来事です。

その女性は(以後A子さん)、当時26才、私は22才でした。その女性は2人の子がいる主婦でした。ひょんな事で知り合い、以下の話を聞きました。
A子さんは、3人姉妹の末っ子でした。A子さんの父親と母親はもう亡くなっており、その死にまつわる話なのですが。

A子さん一家は、A子さんが幼少の頃は、F県の山の中に住んでおり、大変貧しかったそうです。
父親は林業を営んでいたそうです。
A子さんが高校生くらいの時に、東京都下に越してきました。
A子さんは17才の時に、当時のご主人と知りあい、結婚しました。その時には上の姉2人も結婚していました。
A子さんが20才の時に当時45才位の母親が、胃ガンにかかりました。手術をしても芳しくありませんでした。
そんなとき、家族で霊能者に見てもらいました。

その霊能者が
「(A子さんの父母には)水子がいるでしょう?それを粗略にしませんでしたか?」
と言ったそうです。
A子さんの父親は青くなりました。心当たりがあったからです。
父親が言うには
「20年以上前、うちはとても貧乏でした。その時(その女性の2番目の姉が産まれる前に)女房が妊娠して、お金が無く産めなかったので、医者に堕胎してもらいました。その当時はお医者さんが、おろした赤ちゃんを処分してくれず、家に持って帰ってきて、庭に埋めてしまいました。」
ということでした。
その霊能者は
「それはいけない。すぐF県の前の家に行って、庭の土を持ち帰って、懇ろに供養しなさい。」
と言いました。

すぐ父親は前の家に行き、庭の土を持ち帰り、供養したのですが、その甲斐なく、A子さんの母親は亡くなってしまいました。
それから1年足らずで、50才過ぎの父親の方も胃ガンで亡くなってしまいました。

私はこの話を聞いたときは、まだ、この仕事(占い師)をするなんて思いも寄らなかったし、「水子の霊は恐ろしいな」くらいにしか感じなかったのですが、今これと同じ話を聞いたら、全然違う感想を抱きます。

それはまず、
霊能者の殺し文句である「水子の霊」による霊障はそれほど世の中に多くないということ。私が見てきた相談者で、流産してしまった人や堕胎してしまった人は、かなりいましたが、霊障がある場合でも、水子が原因だった例は一件もありません
ゲームのように妊娠し堕胎している人に祟るのはわかります。泣く泣く堕胎した人や、自分の意志に反して流産してしまった人、おろしてから悔いて懇ろに供養している人に祟るはずありません。

この女性の両親の場合も、好きで堕胎したわけでない点、供養してからも父親が亡くなっている点、、ガンでなくなった年齢が成人病に気をつけなくてはならない年齢な点から判断して、水子の祟りであった可能性はかなり低いと言えるでしょう。
ただし、おろした子供を庭に埋めたのはまずかった。でも20何年目かで、霊能者に聞いたのを機会に供養できたのはよかった。

この女性の家族が相談した霊能者も、本当にわかって水子と言ったかどうか。女性の方数十人に「水子がいますね」と言えばかなりの人数はびくつくはずです。(昔は医療があまり発展していなくて、現代では助かる子も助からなかっただろうし、現代では妊娠してすぐおろす若い女性がいますから)

ガンはほとんど遺伝ですから、ガン家系の方は、80%の確率でガンで亡くなると言えるでしょう。
この女性の場合は、父母をガンで亡くしたわけですから、水子の霊を心配するよりも、ガン保険に入って、40過ぎたら年に2回はガン検診をする方が得策ということを、両親の事例から学ぶべきです。

というわけで、この話は水子の祟りではありません。ガンの恐怖です。皆さんもご注意を。

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